解説|物価高が生む分断 日本の減税と欧州の若者の怒り
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NEKO ADVISORIES 岩倉です。物価上昇は家計に影響を与え始めています。
今月9日、政府は食料品にかかる消費税を8%から1%へ下げる法案を閣議決定しました。実施は2027年4月からの2年間に限られ、減税と給付を合わせた費用は年5兆円規模です。実現すれば、日々の買い物の負担は軽くなります。ただ、給付の対象とする所得の線引きや金額は、まだ示されていません。
また、本日、日本銀行が金融政策決定会合を開き、政策金利を据え置きました。決定に反対した委員は1人いて、アナリストの間では、金利を上げる方向に軸足を置いた内容だと受け止められています。
足元の数字も見ておきましょう。9月の消費者物価は、前年の同じ月を2%超上回りました。小売販売額は前年同月比2.3%増の12兆8730億円に達しましたが、新型車の売れ行きや食品の値上がりが押し上げた面があります。その一方で、コンビニの既存店を訪れた客は、前年より3.8%少なくなりました。減税も、金利も、物価も、一つの家計の中でつながっています。
今週のニュースレターでは、物価高が暮らしや世代の間に生んでいる分断の姿を、日本と欧州の両方から追っていきます。まずは、日本の家計の足元を、いくつかの数字と日銀の見方から、もう少し立体的に見ていきます。
<本日のトピック>
* 「2%達成」の裏で閉じる財布のひも
* 期限付きの補助と減税は焼け石に水か
* 物価高で若者が怒る欧州
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