元SMBC日興証券マンが厳選3倍を狙う米国株
だからと言って全てを他人任せにするべきではない。
正しい情報を日々取り込む努力を積み重ね、着実に利益を生み出せる能力を身につけることが一番の成功への近道。
その後押しになる情報を初心者にも分かりやすくお伝えしていきます。
初めまして。NEKO PARTNERS専属アナリストの中沢隆太です。
この度はニュースレターをお読み頂きありがとうございます。
これからの配信では
・主要市場の展望
・推奨個別銘柄の分析レポート(日本、米国、中国株)
・初心者向けテクニカル分析、ファンダメンタル分析の使い方
・米国株への投資のススメ
・長期投資のススメ
・私が半年間で資産を10倍にした投資方法
・投資にまつわるコラム(心得)
・私の基礎である酒田五法によるテクニカル分析
上記の7つのテーマを中心に、読者にとって有益な情報を投資に興味を持ち始めたばかりの人にも分かりやすい言葉でお伝えしていければと思います。
まず自己紹介をしますと、私は2017年に法政大学を卒業したのち、2021年2月末までSMBC日興証券でリテール職として働いておりました。
証券会社在籍中から現在に至るまで、米国株の分析を中心に行っており、私自身のトレードにおいても、米国株を中心に投資をしております。
お客様と一番近い立場で働いた4年間、そして退職後の半年間で感じたことは、株式投資をする上で何を学び、どのような情報を手に入れるべきか分からない方が多くいらっしゃることでした。
私としても、自身が培った経験をより多くの人々へお伝えしていきたいと言う気持ちがありながらも、その機会を模索している中、猫組長と出会い、猫組長の「株で稼ぐのは至難の業、だからこそ精査された情報を基に自分で考える力をつけていきましょう」と言う言葉に共感し、一緒にお仕事をさせて頂くこととなりました。
猫組長TIMESを通じて皆様の資産運用の後押しができるよう誠心誠意取り組んで参ります。
どうぞ宜しくお願い致します。
◆マーケットの展望
【日経平均】 節目の下限ライン→26650円
先週はデルタ変異株の感染拡大を受け、世界景気の減速懸念や、米国当局の早期テーパリング観測により日米株ともに下落する一週間となりました。
米国主要指数が上昇する中、日経平均は半年間長い調整を余儀なくされておりますが、テクニカル的な側面で見ると、下限ラインの節目である26700円処までで底打ちするようであれば反転していくのではと見ております。しかし、重要な高値の節に到達した米国、欧州指数が反落していることや、ジャクソンホール会議、8月米国雇用統計等、目先に重要なイベントを控える中で、米国株が調整局面入りするとなれば米国に連れて下落していく可能性は高いですので、引き続き米国主要指数の値動きに注視して頂く必要があるかとおいます。
【注目ポイント】
世界の投資家の目線はジャクソンホール会議に集まっておりますが、私はジャクソンホール会議よりも9月3日に発表される米国の8月雇用統計が一番の鍵を握るのではと考えております。パウエル議長は市場を急激に混乱させることがないよう、市場との対話を第一に考えて取り組んできました。その点からも本人の口からは将来の強いテーパリング、利上げ示唆は行えないように思います。しかし将来的にはテーパリングを行わなければならないですので、従来通りFRBからは直接的な言葉ではなく、一つ一つの言葉の中に市場へヒントを与えながら、相場に急激なショックが起きぬよう努めると考えます。
しかし雇用統計は数字として現れる分、その結果を受けて、今後のFRBの動きを先読みして思惑で株価が値動きする点では、大きく変動するのは雇用統計の発表を受けてからではと思います。
市場の予想を下回る結果であれば相場の混乱は軽微かと思いますが、8月4日にFRBクラリダ副議長が「米経済が金融当局の予想通りに推移した場合、テーパリングを年内に実施し2023年には利上げを実施する見通し」との言葉があったように、7月同様に8月雇用統計の数字が堅調であった際には、市場はいち早く、本格的かつ強めにテーパリングを折り込み始め、株式は調整色を強める展開になる可能性を認識しておくべきだと思います。
◆私の推奨銘柄第一弾(中長期銘柄)
銘柄:シャオペン (ティッカー:XPEV)
◉2,3年以内にまずは100ドル到達へ
↓上場から現在に至るまでの値動き
SBI証券
上段: SMA 5 SMA 25下段: VOLUME
8月20日時点の終値 :38.69ドル
上場日 :2020年8月27日上場
時価総額(百万USD):32,400.90(約3兆5600億円)
どのような会社か :中国新興EVメーカー3強の一つ
皆さんご存知の通り、インドは2030年、中国、EUは2035年までに、インド、ヨーロッパとガソリン車が完全廃止され、EV自動車の時代が到来すると考えられています。
2020年~2021年にかけてテスラ株がテンバーガーを達成し、市場のEV銘柄への注目が集まっております。この一年でテスラは10倍、中国版テスラとも言われるNIOは12倍以上になっているのに対して、シャオペンは最大で3倍、現在の株価は上場後2倍弱と米中最大手企業に出遅れております。
今後の市場成長性、時価総額の観点からシャオペンの中長期での保有が良い結果をもたらすものと考えております。ぜひ皆様にも中長期ポートフォリオに入れていただき、近い将来喜んで貰えればと思っております。
【同社の強み】
①アリババのバックアップによる強力な資本力
・競争が激化するEV市場において、資金力は最も重要な要素の1つ
アリババ資本の豊富な資金力を背景に、研究開発や設備投資へ多くの資金を投入することが可能である点は、強材料です。また、新規参入の自動車メーカーが苦戦する広告や販売をアリババのブランド力を存分に生かして行うことができる点は、成長速度を大幅に押し上げる要因になるかと思います。
②EVは中国の至上命題であること
→ガソリン車では日米欧からシェアが奪えない中国にとっては、環境問題を口実に、EVへいち早くシフトすることで国内外の自動車販売シェアの奪取へ取り組んでいます。国内14億人のマーケットだけでもかなりのものであるにも関わらず、国外への路線を確立できれば成長性は計り知れないものになると思います。
中国国内の政策としても、ガソリン車が不遇を受ける政策を作りつつ、EV関連企業には規制ではなく、緩和的な方向性であり、「国策に売りなし」との相場格言があるように、EVに関しては強い追い風であるかと思います。