解説|日本株続伸するも、日本経済は内需の弱さ続く
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こんにちは、NEKO ADVISORIES 岩倉です。毎週金曜日のNEKO TIMESは話題のニュースを取り上げ、経済・ビジネスのトレンドについて解説します。
内閣府は15日に昨年10-12月期の実質国内総生産(GDP)の速報値を発表しました。前年比0.4%減隣、2四半期連続のマイナス成長となりました。輸出を中心に外需は伸びていますが、個人消費の低迷が続いています。
また、国際通貨基金(IMF)は公表されたGDP速報値をふまえた日本経済の見通しを発表し、年間成長率を1.9%で据え置きました。IMF責任者は「23年下期は弱い国内消費と投資により軟調な結果となったが、年間の成長率は純輸出の好調で引き続き堅調だ」と言います。また、IMFは日本銀行に対して、現行の量的かつ質的に金融緩和を目指す政策を終わらせて、短期政策金利の段階的引き上げ検討すべきと提唱しています。(ロイター)
日経平均はバブル後の最高値に迫ろうとしています。しかしながら、足元の経済指標をみると手放しに喜べる状態ではありません。本日は、日本経済にまつわる指標を改めて確認していきます。
<本日のトピック>
・内需の弱さと横ばいの賃金
・ドイツに逆転される日本経済?
・タワマンは売れ、在庫が積み上がる
【お知らせ】次回2月26日(金)は筆者がシンガポールに滞在中のため内容を変えて配信いたします。現地写真などを交えて同国や東南アジアの経済をテーマに取り上げる予定です。予めご了承ください。