青い鳥はもういない、現実をみる企業【毎週金曜配信:世界経済がわかる】

米国決算シーズンを終え、FOMCも終了しました。年末に向かう中で景気後退の足音聞こえますが、インフレも加速しています。経済舵取りが難しい中で、企業は荒波を越えるための準備を着々と進めています。
NEKO TIMES 2022.11.04
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こんにちは、NEKO ADVISORIES 岩倉です。日本海周辺のきな臭い動きがつづいています。韓国政府は3日、北朝鮮が砲弾を発射したことを発表しました。2週間ほど前には台湾が中国による侵攻を想定した軍事演習を展開していました。中間選挙を前に米国と中国関係が緊張感を持つ中でアジア各国にくすぶる火種から両国の牽制を続けます。

ところで、米国では決算シーズンが終わりました。GAFAMを中心としたテック企業の決算が出揃い、Apple社のひとり勝ちが確認されました。大手IT企業はプライバシー保護に伴う広告事業の悪化やマクロ環境・サプライチェーンの問題に苦しむ状況が続いているといえます。対照的に製造業や旅行業などは対照的に好業績となりコロナ禍からの復活をふまえて決算発表後は広範囲に買い注文が入っていました。

一方で1-2日に米連邦準備理事会(FRB)が開催した連邦公開市場委員会(FOMC)では市場の想定通り利上げの発表があったものの、議長発言と委員会声明がちぐはぐな形となりました。市場の混乱を生み出した結果、アメリカ市場は一時幅広く下落します。

さて、毎週金曜日の猫組長TIMESでは経済やビジネスをマクロな視点からみていくお手伝いをしています。今週のニュースレターでは決算が出揃い、FOMCを終えた米国マーケットとテック企業に注目しながら、経済の動きをみていきましょう。

<本日のトピック>

・アップル、ひとり勝ちは続くか

・【閑話休題】ライフハック|通信関連のランニングコストを下げる方法

・テック企業は軒並み採用凍結

・消費・クラウドの転換期

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続きは、4859文字あります。
  • アップル、ひとり勝ちは続くか
  • 【ライフハック】通信関連のランニングコストを下げる方法
  • テック企業は軒並み採用凍結
  • 消費・クラウドの転換期

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