解説|感染爆発の中国、世界経済に仕掛けられた"時限爆弾"【毎週金曜日配信:世界経済とビジネスがわかる】

世界の工場としての成長に翳りが見え始めた中国。ゼロコロナ政策にり急ブレーキをかけた中国はこれからどのように息を吹き返すのでしょうか。3期目を迎える習政権の思惑とは。
NEKO TIMES 2022.12.23
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【お知らせ】年末年始も猫組長TIMESは通常のスケジュールで配信を続けます。2022年の振り返り、2023年の展望などに一部内容を変更します。

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こんにちは、NEKO ADVISORIES 岩倉です。全国旅行支援の実施や海外渡航者の増加により国内におけるコロナ感染者数の増加がみられます。年末年始で出歩く機会も増えることから、引き続き増加傾向となっています。日本では巧みにウィズコロナの世界にシフトしているといえそうです。ところが、世界ではまだまだ状況を管理できていない国があります。中国はゼロコロナ日本以上に状況が酷いといわれているのが中国です。中国政府は新型コロナウイルスを徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策に取り組んでおりましたが、英国調査会社の分析によると中国におけるコロナウイルスによる死亡者数が5000人/日・新規感染者数は100万人/日にのぼる可能性を示唆しました。

中国のコロナとの闘いは、一国の問題にとどまりません。「世界の工場」とも呼ばれ様々な国の企業が生産拠点として選び、また大規模な人口による消費を背景に世界経済への影響も計り知れません。本日のニュースレターでは中国の現状を世界経済の観点から整理していきます。

<本日のトピック>
・コロナと闘う中国政府
・中国に依存する世界経済
・衰える勢い、息を吹き返すか
・求心力を取り戻したい習近平の一手

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続きは、3699文字あります。
  • コロナと闘う中国政府
  • 中国に依存する世界経済
  • 衰える勢い、息吹き返すか
  • 求心力を取り戻したい習近平の一手

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