解説|友好か、敵対か、米中思惑が交差する
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今週も中東情勢をめぐる動きが市場に大きな影響を与えています。イスラエルのネタニヤフ首相は19日、地元テレビ局のインタビューで「われわれにはイランのすべての核施設を排除する能力がある」と述べ、アメリカからの支援がなくてもイランの核施設を攻撃可能だという強い姿勢を示しました。実際に同日、イスラエル軍はイラン西部ホンダブの原子炉やナタンズの核施設など数十の軍事目標を攻撃したと発表しています。
一方、アメリカのトランプ大統領は「今後2週間以内にイランへの攻撃を実施するかどうかを決める」との声明を発表。現時点では外交による解決を求めているものの、情勢は予断を許さない状況が続いています。(ロイター)日本政府も邦人保護に向けて航空自衛隊のC2輸送機2機をジブチに派遣することを決定しました。(時事通信)
こうした地政学リスクの高まりを受けて、20日の東京株式市場では投資家の様子見姿勢が鮮明となりました。TOPIXは前日比0.3%安、日経平均も0.1%安で推移し、中東情勢の続報をにらみながらの神経質な動きとなっています。一方で、半導体関連株は堅調な動きを見せており、市場では選別的な投資判断が続いています。(ブルームバーグ)
このような複雑な国際情勢の中で、今週は特に注目すべき動きがいくつか見られました。本日のニュースレターではこれらの動向について詳しく分析してまいります。
<本日のトピック>
・原油から原発へ、AI時代の電力需要に何で応える
・制裁下の中国経済とトランプの交渉カード
・逆境に立つ中国の反撃、グローバルサウスに活路か
【お知らせ】NEKO TIMES水曜日を担当する中沢氏が米国市場を受けた日本市場の相場見通しを毎日配信しております。また、日米注目銘柄の配信も行っておりますので、ぜひご購読いただけたらと思います。直近はセキュリティ関連の米国企業・オクタを取り上げました。
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- 原油から原発へ、AI時代の電力需要に何で応える
- 制裁下の中国経済とトランプの交渉カード
- 逆境に立つ中国の反撃、グローバルサウスに活路か
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