NISAを解説|日本人に資金余力はあるか?岸田首相に足りない視点【毎週金曜日配信:世界経済とビジネスがわかる】

新しい資本主義のなかで資産倍増計画を打ち出した岸田首相が動き出しました。来年に控える税制改革の目玉としてNISAとiDeCoの制度改革に関する政府与党案が見えてきました。「貯蓄から投資」という号令がかけられて以来、日本における資産構成比は大きく変わっていません。
NEKO TIMES 2022.12.02
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  • 2022年12月18日(日)19時 開始

こんにちは、NEKO ADVISORIES 岩倉です。今日は寝不足の方も多いのではないでしょうか。日本代表(FIFAランキング24位)はスペイン代表(同7位)を破りW杯決勝トーナメント進出を決めました!ドイツ(同11位)に続き、逆転でのジャイアントキリングということでまたしても世界を驚かせています。次戦はクロアチア(同12位)となりまたしても格上に挑みます。初のベスト8にも期待がかかります。

さて、国内に目を向けますと、岸田首相が提唱する「資産所得倍増計画(参考:内閣府)」に向けて政府基本方針がまとまったようです。(Bloomberg)中身がないと揶揄され続けていたが兆しが見えてきました。

一方で、証券税制優遇に際して「貯蓄から投資へ」の号令がかかってから20年が経とうとしています。日本の家計金融資産における資産の依然として55%が現金・預金であり「現金主義」と呼ばれる国民性に変化はありません。新たな施策は日本人の考え方、お金の使い方を変えていくのでしょうか。

毎週金曜日の猫組長TIMESでは話題のニュースを取り上げながら経済・ビジネスのトレンドを解説しています。今週は「資産形成」をテーマを取り扱います。NISAやiDecoに関連するニュースを取り上げ、今更聞けない制度の解説、損しないためのヒントを提供します。

<本日のトピック>

・今更聞けない、NISA・iDeCoって何?
・老後2000万円問題は解決するのか
・電力価格も倍増?岸田首相に足りない視点

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続きは、3545文字あります。
  • 今更聞けない、NISA・iDeCoって何?
  • 老後2000万円問題は解決するのか
  • 電力価格も倍増?岸田首相に足りない視点

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