今週の相場見通し21日〜24日

大きな下落が起きやすいというアノマリーの9月相場も残り10日ほどとなりました。米国ではデルタ感染拡大とサプライチェーン問題でダウンサイドリスが高まっています。中国恒大集団のデフォルト危機が注目される今週のマーケットはどう動くでしょうか。
NEKO TIMES 2021.09.19
読者限定

米国ではデルタ株による新規感染者が直近4週間で432万人を超え、経済鈍化への警戒感が高まっています。17日に発表された9月のミシガン大学消費者センチメント(信頼感指数)71.0と予想を下回り、1年先期待インフレ率は4.7%と8月から0.1%ポイント上昇、消費者は景気の先行きに厳しい見方をしています。さらに、ECB(欧州中央銀行)政策委員会メンバーが「ユーロ圏のインフレ見通しは現在の想定よりも高くなる可能性がある」と示唆したことからユーロ圏主要国債利回りが上昇、ニューヨーク市場主要株価指数は続落しました。

Bloomberg

Bloomberg

ニューヨーク市場先週末のダウ平均株価は-166.44の34,584.88ドルで取引を終えました。S&P500は-40.76の4,432.99ポイント、NASDAQは-137.95の15,043.97ポイントと主要指数揃って続落となりました。

ダウ平均株価日足を見ると5MAが25MAと75MAを下に抜け、かろうじて34,500近辺で下げ止まっています。さらにここから下落すると34,000ドル、その下は200MAの33,000あたりが下値の目処となるでしょう。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、1538文字あります。

すでに登録された方はこちら

サポートメンバー限定
パランティア決算|10%超える下落は買いか
サポートメンバー限定
相場見通し|下落に強気になれるかが焦点となる相場
読者限定
解説|日本経済浮上の行方 - 通商政策と金融政策の舵取り
サポートメンバー限定
ここで買える人が勝つ!今こそ貪欲に
サポートメンバー限定
4月27日開催ZOOMミーティングアーカイブス
サポートメンバー限定
相場見通し|リバウンドはどこまで続くのか
読者限定
解説|コメ価格高騰の警鐘 ―揺らぐ日本の食料安全保障
サポートメンバー限定
テスラ|予想を超える業績悪化でもなぜ上昇?