解説|パレスチナ分断の歴史を紐解くー見え隠れする米中露の存在
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こんにちは、NEKO ADVISORIES 岩倉です。毎週金曜日のNEKO TIMESは話題のニュースを取り上げ、経済・ビジネスのトレンドについて解説します。
10月7日、パレスチナ自治区のガザを実効支配するイスラム原理主義組織のハマスはイスラエルに向けてロケット弾などによる大規模な攻撃を行いました。発射されたロケット弾は3,000発を超えます。同日は第4次中東戦争の発端となったエジプトとシリアによるイスラエルへの奇襲攻撃から50年目となる日の翌日にあたり因縁があります。
そして今もなお戦闘状態が続きます。イスラエルはパレスチナ自治区ガザ北部住民およそ110万人に対して避難勧告を通達し、戦闘激化・長期化が懸念されています。すでにイスラエル・パレスチナ双方の死者はそれぞれ3000人規模に膨れ上がっています。
イスラエル・パレスチナ間の問題はいまに始まったことではありません。長い歴史の中でより根深い問題へと成長しています。また、同地域をとりまく中東・アラブ諸国の動向、欧米諸国の動向にも目を配る必要があり複雑な世界情勢がそこにあります。
本日のニュースレターではパレスチナ・イスラエルでいま何が起きているのか、これまでの歴史的経緯をふまえて事実を整理していきます。その上で、世界経済についても考えていくことにしましょう。水曜日には中沢氏がイスラエルへの大規模攻撃に端を発する中東情勢の揺らぎがどのように株式市場・世界経済に影響を与えるか考察しています。こちらもぜひご覧ください。
世界経済は、ロシアによるウクライナ侵攻以来、高止まりするインフレとの闘いを続けています。利上げにより一定の成果を感じられ、回復途上にあるといえるでしょう。しかしながら、いま、産油国が集中する中東地域において発生した紛争は世界経済の新たな火種となるでしょう。
<本日のトピック>
・パレスチナ分断の歴史
・中東地域の安定と米中露の対立
・日本の中東和平へのスタンス
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