インフレ懸念の再燃と長期金利上昇で動揺するニューヨーク市場、日本株はどうなる?

米国10月のCPI(消費者物価指数)が前年同月比+6.2と31年ぶりの大幅上昇を見せ、ブレークイーブン・インフレ率が2.7%と約15年ぶりの水準に。これを受けて長期金利とドルが上昇、好調だったニューヨーク市場に冷や水となりました。
猫組長 2021.11.14
読者限定

みなさんこんばんは、猫組長です。

米国10月のCPIが31年ぶりの大幅上昇となりニューヨーク市場にインフレ懸念が再燃しました。1.4%台で推移していた米国債10年(GT10:GOV)の金利は1%以上の上昇でボラティリティが高くなり、ICE BofAMOVEインデックスは2020年4月以来の最高値に近づいています。引き続き米国債権市場の動向に注意が必要です。主要経済指標が示すとおりインフレへの警戒感が高まっており、ダウ平均株価は週間で6週ぶりの下落となりました。

Bloomberg

Bloomberg

それでは、先週8日~12日のニューヨーク市場と東京市場を振り返りつつ、今週の相場を考えてみたいと思います。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、3620文字あります。

すでに登録された方はこちら

サポートメンバー限定
相場見通し 2025年相場総括と年明けの相場展望
読者限定
解説|政策の綱引きが問う民間の真価
サポートメンバー限定
2025年の日本市場とマーケット重大ニュースを振り返ります
サポートメンバー限定
相場見通し|揺れるAI相場に反転示唆か
読者限定
解説|AI投資の表と裏:アマゾン撤退報道と投資ラッシュ
サポートメンバー限定
SBI新生銀行が上場|本日の振り返りと今後の展望を考察します
サポートメンバー限定
相場見通し|オラクルの下落がもたらす未来
読者限定
解説|レーダー照射事件に見る日中対立の深層