テクニカル分析と酒田五法の使い方①
だからと言って全てを他人任せにするべきではない。
正しい情報を日々取り込む努力を積み重ね、
着実に利益を生み出せる能力を身につけることが一番の成功への近道。
その後押しになる情報を初心者にも分かりやすくお伝えしていきます。
みなさんこんにちは、猫組長です。
9月7日の東京市場では前場でおよそ5ヶ月ぶりとなる30,000円の大台に乗りました。大きな節目であった29,500円を抜き30,000に到達したことで達成感と過熱感がありますが、2月につけた年初来高値30,714に迫る勢いです。さて、今日は中沢隆太氏にテクニカル分析と酒田五法の使い方について解説してもらいました。
第三回の配信では
①気になった記事
②初心者向けテクニカル分析の使い方
③私の基礎である酒田五法によるテクニカル分析
以上3点をお伝えしていきたいと思います。
◆気になった記事
皆様ご存知の通り、9月3日に8月の米雇用統計が発表されました。一番の注目ポイントであった非農業部門雇用者数は予想値の73.3万人増に対し、前月比23.5万人増と予想外の急減速であり、米金融当局が年内に緩和策縮小を開始するかどうかの判断を難しくさせる内容となりました。

第一回の配信の際に、市場との対話を意識するパウエルさんのジャクソンホールでの発言よりも、感情のない実数字として現れてしまう、8月米雇用統計が相場を大きく動かす可能性があるとお話しました。今回は予想を大幅に下回る結果となり、危惧していた 「8月米雇用統計が好内容⇨テーパンリング、金利上昇の先読みによる下落」というマイナスシナリオは回避出来たのではと思います。
私は、今回の雇用の急減速は相場にはポジティブに働くと考えております。
パウエル議長をはじめとした、金融当局者らはこれまで、雇用とインフレの「一段と顕著な進展」を確認したいとの見解を繰り返してきました。FRBとしては、6.7月と雇用統計値が良かっただけに、8月の雇用が好調であれば「雇用の一段と顕著な進展」の重要な証拠として金融縮小へ向けた舵を切り易い展開になったかと思いますが、改めて、今後数ヶ月のデータを確認しなければならなくなった点は、株式市場においてポジティブに働くものと考えます。
緩和縮小を巡る動きは11月もしくは12月に先送りされる公算が大きくなったものの、年内のテーパリングはなお基本シナリオであるため、引き続き米雇用統計値は最重要なデータになっていくかと思います。
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- ◆初心者向けテクニカル・ファンダメンタル分析の使い方
- ・第一回テクニカル分析
- 【応用編】
- ◆私の基礎である酒田五法によるテクニカル分析
- ◆酒田五法の5つの基本概念
- ・三山(天井示唆)
- ・三川(底値示唆)
- ・三空(逆張りのチャンス)
- ・三兵(順張り)
- ・三法(保ち合いや踊り場示唆)
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