解説|ヒズボラという問題ー中東の「見えない地図」を読む
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NEKO ADVISORIES 岩倉です。中東情勢の裏には、イランの代理勢力をめぐる長い歴史がうごめいています。
4月23日、トランプ大統領がイスラエルとレバノンの停戦延長を発表しました。(BBC)4月17日に発効した停戦の、最初の見直しです。協議の場はホワイトハウスに格上げされ、トランプ氏が両国大使を自ら出迎えました。それだけ優先度の高い案件として扱われているということでしょう。ただ、その大統領執務室でこんな言葉も出ています。
彼らにはヒズボラという問題がある
外交が動いても、ヒズボラは止まりません。停戦のさなかも攻撃を続けました。(共同通信)レバノン政府は「威圧には屈しない」と言いながらも、ヒズボラとの正面衝突は避けたいのが本音です。国際社会からは武装解除を求める声が上がり、国内では影響力を持つ武装組織が睨みを利かせている。小国レバノンの置かれた立場は、出口の見えない迷路のようです。
なぜ、これほど話がこじれるのか。ヒズボラはなぜここまで根を張っているのか。イランは、なぜレバノンという遠い国の武装組織を支え続けるのか。この問いを解くには、1400年以上前まで時計を戻す必要があります。
イスラム教の内部で起きた分裂が、現在の中東の対立地図を形作っています。そこにイランの地域戦略が折り重なり、ヒズボラという存在が生まれました。今週のニュースレターでは、スンニ派とシーア派の分裂から始まり、イランの地域戦略、ヒズボラという存在、そして中東和平の現在地まで、ニュースの表層では「見えない地図」を辿っていきます。
<本日のトピック>
スンニ派とシーア派ー1400年前に始まった亀裂
イランの戦略ー「抵抗の枢軸」はこうして生まれた
揺れるレバノン、割れるアラブ諸国
中東和平の現在地ートランプが動かす交渉の行方
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- スンニ派とシーア派ー1400年前に始まった亀裂
- イランの戦略ー「抵抗の枢軸」はこうして生まれた
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