今週の相場見通し-ベアマーケットラリー継続か

8週連続で90年ぶりの下落記録となったダウ平均株価は、5月FOMC議事録公開で金融引き締めへの過度な警戒感が後退しようやく反転となりました。インフレ軟化とFED
NEKO TIMES 2022.05.29
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ニューヨーク市場

23日:8週連続で3,600ドルの下落をしていたダウ平均株価は自立反発と割安感が出た銘柄の買い戻しで大きく上昇する展開でした。バイデン大統領がインフレ緩和の策として中国製品の輸入関税引き下げに言及したことも好感されました。ドイツ5月のIFO景況感指数が予想を上回ったことで欧州株が上昇したことも相場を後押ししました。ハイテク株比率の高いNASDAQ銘柄も買われ、S&P500と共に主要3指数揃って上昇となりました。ダウ平均株価終値は△618.34の31,880.24ドル

24日:SNAP:SNAPの2Qの売上高と利益の見通しを下方修正したことでメタ:FBやアルファベット:GOOGLなどハイテク株が売られる展開。SNAPは43%の大幅下落でSNS関連銘柄の時価総額は1350億ドル(約17兆円)が消失しました。5月S&Pグローバル製造業PMI、同サービス業PMI、5月リッチモンド連銀製造業指数など経済指標は全て予想を下回り、経済情勢の悪化が意識されました。一方、生活必需品、公益などディフェンシブ銘柄が買われダウ平均株価終値は△43.38の31,928.62、S&P500は▼32.27の3,941.48、NASDAQは▼270.82の11,264.45

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