解説|日本経済いまと昔ーバブル崩壊から30余年

株高に沸いたバブル期から30年以上の経ちました。当時と日本の経済は大きく異なります。経済規模、給与水準、税負担などの観点から比較します。
NEKO TIMES 2024.03.01
読者限定

NEKO TIMESは、短期目線に振り回される投資家を救済することを目的に、マクロかつ中長期の視点からビジネス・経済や為替・株式市場の話題を取り上げます。投資家に限らずビジネスパーソンの方も数多くご登録いただき、2,0000人を超える読者の皆様が購読するニュースレターメディアとして、成長を続けています。

サポートメンバー(有料会員)向け配信では、個別銘柄の値動きの解説も行い「売買の意思決定に直接関わる情報」を読者限定で配信しています。日曜日に配信する【猫組長|今週の相場見通し】では為替動向にも触れます。水曜日に配信する中沢氏が分析する日米株式情報も見逃せません。一部配信を有料読者に限定し、個別銘柄を解説しています。そして、有料版読者の皆様には特典として猫組長と直接交流できるオンラインライブイベントへご招待しています。

***

こんにちは、NEKO ADVISORIES 岩倉です。毎週金曜日のNEKO TIMESは話題のニュースを取り上げ、経済・ビジネスのトレンドについて解説します。

日本時間29日夜間の米国株式市場は半導体をはじめとする人工知能(AI)関連の銘柄に買い注文が集まり、S&P500・ナスダックはいずれも最高値で終わりました。同日、米商務省が発表した個人消費支出価格指数では前月比で数値は上昇していますが、市場の予想内に収まったことから安堵が広がりました。

しかしながら、1月の数字だけを見るならば上昇していることも事実です。ブルームバーグのアナリストは「サプライチェーンのボトルネックがほぼ解消されたことで、最近のインフレは需要主導型となっている。この傾向が続けば、米金融当局は5.25%を超える水準への利上げを余儀なくされるかもしれない」との見方も示します。

さて、3月1日の日本市場はこのような力強い米国市場に引っ張られる形で、日経平均は4万円の大台に迫る勢いを見せました。円安や半導体への強い買いに支えられ、前日終値から700円以上も上昇します。4万円まであと120円に迫ります。NEKO ADVISORIES分析官の中沢は日経平均先物水準について次のようにコメントしています。

中沢 隆太
@ryuta_nakazawa
日経平均先物が40000円に到達しております。40000円は通過点だと考えておりますので、まだロング継続で良いでしょう。
2024/03/01 15:41
11Retweet 86Likes

本日のニュースレターでは、およそ30年前の株式市場や日本経済と現在の状況を比較しながら、未体験のゾーンに突入する日経平均株価を考えていきましょう。

<本日のトピック>
・バブル期の株価市場との違いとは
・個人消費の伸び悩みー給与水準と国民負担
・これからの日本経済の見通し

この記事は無料で続きを読めます

続きは、3194文字あります。
  • バブル期の株価市場との違いとは
  • 個人消費の伸び悩みー給与水準と国民負担
  • これからの日本経済の見通し

すでに登録された方はこちら

読者限定
解説|米大統領選の劇的展開:ハリス新候補の登場
サポートメンバー限定
イーロンマスクとトランプ-テスラの今後やいかに
サポートメンバー限定
今週の相場見通し-半導体の下落は続くのか
読者限定
解説|イーロン・マスクが後押しするトランプ流の"新秩序"
サポートメンバー限定
トランプ関連銘柄について取り上げます。
誰でも
相場見通し-週末の下落は売りか押し目か
読者限定
解説|漂流するフランス政治:極右の失速と改革の停滞
読者限定
成長投資枠の買い付けランキングトップ10銘柄を独自採点します。