解説｜5兆円分の半導体在庫調整ー景気後退の只中に

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こんにちは、NEKO ADVISORIES 岩倉です。毎週金曜日の猫組長TIMESは話題のニュースを取り上げ、経済・ビジネスのトレンドを解説します。今週は製造業を皮切りに産業の動向から景気後退を考えていきましょう。

韓国大手半導体メーカーの一翼、サムスン電子は四半期決算の速報値で営業利益が前年同期比９６％減少する見通しを示しました。また、マクロ経済状況と顧客の購買意欲の鈍化を受けて、在庫調整のために減産を行う方針です。各国では半導体工場の立ち上げが進んでいる中で、半導体市場に何が起きているのでしょうか。

企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング（ADP）が５日発表した3月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は14万5,000人増加しました。しかしながら、エコノミスト予想の20万人増を大きく下回りました。（ロイター）

今晩には雇用統計の発表がありますが、ADPの発表は労働市場の冷え込みを反映しています。ネガティブな指標の発表が続く中で、利上げはどのように動いていくのでしょうか。

＜本日のトピック＞

・製造業下り坂へ、雇用も悪化
・サプライチェーンは正常に
・テック企業は一段の人員整理