解説|トランプ関税の真意を読む:戦略的圧力と各国の選択
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NEKO ADVISORIES 岩倉です。今週、米国株式市場は続伸し、S&P500とダウ平均が最高値を更新しました。注目のエヌビディア決算は、一部投資家の高い期待には届かなかったものの、第2四半期売上高が56%増加するなどAI需要の底堅さを印象づけました。アルファベットが2%高、アマゾンが1%高と、AI関連株全体の支援材料となったのです。
しかし、エヌビディアの第3四半期業績見通しには、米中貿易を巡る不透明感から中国向け出荷が含まれませんでした。4月には同社のAI半導体「H20」が新たな輸出規制対象となり、約55億ドルの費用計上を迫られる事態も発生しています。7月に一時的にライセンス承認の見込みが伝えられたものの、ラトニック商務長官は「最高の製品も2番目も3番目も販売しない」と釘を刺しました。
こうした中国要因は、実は現在進行形で拡大する米国の関税政策の一環といえます。8月27日にはインドへの追加関税が50%に引き上げられ、一方で対中相互関税の適用停止期限は90日延期されています。表面的にはバラバラに見えるこれらの動きですが、その裏には戦略的判断が背景にあります。本日のニュースレターでは、こうした米国関税政策の深層に迫り、その真意と影響を解析してまいります。
<本日のトピック>
・トランプ関税の戦略的展開
・中国包囲網を作る関税交渉
・難航する日本の交渉