解説|米地銀の取付け騒ぎが招く不安、雇用統計で金利はどう動く?

米国雇用統計の発表を前に米国市場は揺れています。カリフォルニア州・シリコンバレーを中心に銀行業を営む銀行持ち株会社SVBファイナンシャル・グループの株価が上場来最大の急落は主要銀行の株価下落を引き起こします。
NEKO TIMES 2023.03.10
読者限定

猫組長TIMESは、短期目線に振り回される投資家を救済することを目的に、マクロかつ中長期の視点からビジネス・経済や為替・株式市場の話題を取り上げます。投資家に限らずビジネスパーソンの方も数多くご登録いただき、15,000人を超えるニュースレターメディアとして、成長を続けています。

有料版ニュースレターでは、個別銘柄の値動きの解説も行い「売買の意思決定に直接関わる情報」を読者限定で配信しています。日曜日に配信する【猫組長|今週の相場見通し】では為替動向にも触れます。水曜日に配信する中沢氏が分析する日米株式情報も見逃せません。一部配信を有料読者に限定し、個別銘柄を解説しています。そして、有料版読者の皆様には特典として猫組長と直接交流できるオンラインライブイベントへご招待しています。

***

こんにちは、NEKO ADVISORIES 岩倉です。毎週金曜日の猫組長TIMESは話題のニュースを取り上げ、経済・ビジネスのトレンドを解説します。

9日、米シリコンバレーを中心に事業を展開する銀行持ち株会社SVBファイナンシャル・グループの株価が上場来で最大の下落を記録しました。この下落に引きずられるように主要銀行の株価も5%前後の下落しました。

雇用統計発表前に起きた事件は景気後退に対する市場の感情をネガティブな方向に揺さぶります。本日のニュースレターではテック企業、金融機関などを中心とした雇用削減をはじめ景気後退の只中にある米国経済の状況をあらためて見ていきましょう。

<本日のトピック>
・米地銀の取り付け騒ぎ、何が起きたのか
・預金の偏りがリスクに、金利動向を注視
・【速報】雇用統計2月は市場予測を上回るー今後警戒が必要か

この記事は無料で続きを読めます

続きは、3349文字あります。
  • 米地銀の取り付け騒ぎ、何が起きたのか
  • 預金の偏りがリスクに、金利動向を注視
  • 【速報】雇用統計2月は市場予測を上回るー今後警戒が必要か

すでに登録された方はこちら

サポートメンバー限定
GWは保有株を持ち越すべき?売るべき?現在の相場環境から最適解を考察し...
サポートメンバー限定
相場見通し-セリングクライマックスはいつくるか
読者限定
解説|中東の危機、原油価格は上昇か-日経平均は1000円安に
読者限定
地政学リスクによるリスクオフ相場-底打ち目処の水準はどこか
サポートメンバー限定
相場見通し-地政学リスクに揺れる日米市場
読者限定
解説|米CPI発表と円安の加速ーなぜ為替が動くのか
読者限定
時価総額特集第二弾-日本国内における時価総額ランキングの展望を解説しま...
サポートメンバー限定
今週の相場見通し