今週の相場見通し-6月QT開始が意識される展開

週間で2.9%下落したダウ平均株価に対し、日経平均株価は1.2%の上昇と底堅さが再確認できました。ニューヨーク市場では、6月から始まるFRBのQT=バランスシート圧縮を目前にネガティブな反応を見せています。
NEKO TIMES 2022.05.22
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ニューヨーク市場

16日:中国上海での都市封鎖が6月に解除される見通しを受けWTI原油先物相場が上昇、エネルギー関連株や中国関連のサプライサイド問題回復で業績回復が見込める企業の株が買われました。その一方で、中国の4月小売売上高が前年比-11.1%と減少、欧州委員会がユーロ圏のGDP予想を2022年は2.7%、2023年は2.3%へ下方修正するなど、グローバルリセッションが意識され相場を圧迫しました。ダウ平均株価終値は△26.76の32,223.42ドル

17日:4月小売売上高は前月比+0.9%と予想を下回ったものの、自動車とガソリンスタンドを除く小売売上高は1%増と個人消費の堅調さが示されました。ユーロ圏1QGDP改定値が前期比+0.3%と上方修正されたことで欧州株が上昇したことも追い風となり、ニューヨーク市場は主要3指数が揃って買われる展開でした。ダウ平均株価は3日続伸、長期金利の上昇で金融株が買われ、景気敏感株が物色されました。ダウ平均株価終値は△431.17の32,654.59ドル

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