日経平均28,000円台回復で今週の相場は?

8日続落で28,000円を割り込んだ日経平均株価は週末ようやく反転しました。米国の債務上限問題が先送りされたことや、上海市場が堅調だったことが相場を後押ししました。しかし、市場には中国の恒大集団債務問題に電力不足、世界的なエネルギー価格の高騰とリスク要因は燻ったままです。
NEKO TIMES 2021.10.10
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みなさんこんにちは、猫組長です。

10月も中旬になろうかというのに日中はまだ夏のような暑さが続いています。緊急事態宣言が解除された都内は多くの人で賑わい、経済回復への期待が高まっています。しかし、世界的なエネルギー価格と食料品価格の高騰が進んでおり、マーケットは緩和相場後のスタグフレーションを意識し始めたようです。

米労働省が8日発表した9月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比19万4000人増と市場予想の50万人を大幅に下回りました。失業率は4.8%(市場予想5.1%)とやや改善したものの労働参加率自体が低下しており、パンデミックからの本格的な回復にはまだ時間がかかりそうです。それでは先週のマーケットから振り返って見ましょう。

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