解説|OpenAI お家騒動ー汎用人工知能の行方
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17日、世界に衝撃のニュースが飛び込んできました。対話型人工知能(AI)・「チャットGPT」の開発を手がける米シリコンバレーの新興企業OpenAIの共同創業者のひとりサム・アルトマン氏が取締役会にて電撃解任を迫られました。また、もうひとりの共同創業者であるグレッグ・ブロックマン氏は辞任します。
その後、同社従業員らはふたりの復帰を求める取締役会宛ての書簡を公開します。また、オープンAIへの最大の出資者であるマイクロソフトはアルトマン氏の入社を発表していました。関係者の様々な思惑が交錯する中で、22日にOpenAI社CEO職への復帰が決定しています。
目まぐるしく動いた4日間。世間で最も注目されている新興企業でいったい何がおきたのでしょうか。オープンAI社が開発をすすめる「汎用人工知能(AGI:Artificial General Intelligence)」の開発・普及に向けたアプローチの違いが原因ともいわれています。本日はオープンAI社のお家騒動を起点にしながら、AGIを取り巻く環境や関連銘柄について深掘りしていきましょう。
<本日のトピック>
・複雑な組織構造と高い志
・漁夫の利を狙う巨人たち
・汎用人工知能のこれから
・テック企業の株価はいかに