解説|トランプ新政権の船出、米国再生へ独自路線鮮明に
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アメリカの政治が、トランプ大統領の就任で新たな道筋を歩み始めています。就任直後から展開される新政策の数々は、これまでのバイデン政権時代とは異なる方向性を示しています。
最も大きな変化は、バイデン政権時代に整備された政策の見直しです。すでに78の政策の取り消しが決定され、その中には人種間の格差是正や性的少数者への配慮、環境保護に関する取り組みなどが含まれています。例えば、性に関する政策では、「男性・女性」の2区分のみを認める方針を打ち出し、多様な性の在り方を認める国際的な流れに一石を投じています。(CNN)
国際関係においても新たな舵取りが始まっています。その象徴的な例が、世界保健機関(WHO)からの離脱表明です。分担金の負担が過重であるとの判断から、国際機関との関係を見直す姿勢を鮮明にしています。(ロイター)
一方で、トランプ政権が暗号資産と並んで最重要課題として掲げているのが、人工知能(AI)の分野における世界的な主導権の確立です。「世界のAI首都」としての地位確立を目指し、具体的な政策づくりを急ピッチで進めています。(ロイター)
その一環として注目を集めているのが、大手IT企業3社による新会社「スターゲート」の設立です。約16兆円という巨額の初期投資に加え、将来的には約78兆円規模まで投資を拡大する計画です。これにより10万人規模の新規雇用も見込まれており、AI産業を通じた経済成長と雇用創出という具体的な成果を目指しています。
このように、トランプ新政権による政策の方向転換は、国内外に大きな影響を及ぼすことが予想されます。本日のニュースレターでは、その具体的な内容と私たちの生活への影響について詳しく見ていきましょう。
<本日のトピック>
・バイデン路線と決別、エネルギー革命をあと押し
・日米相反する金利動向、日銀は利上げを決定
・世界の枠組みから離脱、米国独自の道へ
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- バイデン路線と決別、エネルギー革命をあと押し
- 日米相反する金利動向、日銀は利上げを決定
- 世界の枠組みから離脱、米国独自の道へ
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