解説|イスラム教宗派対立を紐解くー世界平和はだれがつくるのか
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こんにちは、NEKO ADVISORIES 岩倉です。毎週金曜日のNEKO TIMESは話題のニュースを取り上げ、経済・ビジネスのトレンドについて解説します。
先週はパレスチナ・イスラエル間で発生している大規模戦闘のニュースを取り上げ、その背後にあった歴史的な経緯を紐解きました。パレスチナという地域を巡るユダヤ人とアラブ人の対立に注目しました。
この1週間の中では、パレスチナ自治区ガザ地区のガザ市病院の爆発により数百人規模の市民が死亡するなど、言葉にできない悲しみが世界に広がっています。国際的な問題へと発展する中で、各国首脳陣がイスラエル入りします。
バイデン大統領は18日にイスラエルを訪問。パレスチナ双方への支援を発表します。「テロ組織・行為」を許さない立場を明確にしたといえましょう。また、英国・スナク首相もイスラエルを訪問し、中東地域の安全と問題解決に向けた連帯を表明します。
一方で、欧米諸国による中東地域への介入は様々な国際的な反応を引き出します。イエメン、イラク、レバノンなどでは反米派が米国介入時に米国も標的とする表明しています。さらに、中国とロシアは北京での首脳会談・カタールでの外交会談で中東をめぐる立場のい一致、中露の結束を確認しています。

各国の思惑が交錯する中で、中東地域各国内での考え方の違いも伺えます。この違いは、イスラム教における宗派の違いが影響しています。スンニ派とシーア派です。本日は宗派の違いに着目しながら、中東地域の理解をさらに深めていきます。
<本日のトピック>
・世界に広がるイスラム教
・中東の問題は宗派対立によるものか
・エネルギー安全保障をあらためて考える