解説|負債規模リーマン級の中国恒大集団が米破産申請ー株価暴落はいつくるのか?

中国大手不動産グループの恒大集団は米国で連邦破産法15条の適用を申請しました。昨年末時点の負債規模はおよそ48兆円でした。中国の不動産バブル崩壊の象徴でもある同社の行末、そして世界経済への影響とは。
NEKO TIMES 2023.08.18
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こんにちは、NEKO ADVISORIES 岩倉です。毎週金曜日の猫組長TIMESは話題のニュースを取り上げ、経済・ビジネスのトレンドについて解説します。

中国不動産大手、中国恒大集団(エバーグランデ)は17日に米国にて連邦破産法15条の適用を申請しました。これは外国企業の資産保全を目的とする手続きとなり、国際的な債務再編交渉に備えた動きと見られています。

中国不動産市況は習近平国家主席が率いる中国政府がすすめる規制強化により音を立てて崩れていきました。不動産市場の裾野は広く、中国経済に大きな影を落としています。また、同国経済は米国に次ぐ世界第2位の規模を誇り、中国の動向は世界経済をも動かしていきます。

本日のニュースレターでは中国恒大集団の経営悪化までの流れを振り返りながら、中国経済への影響、世界経済への影響について考えていきます。

<本日のトピック>
・恒大集団、負債はリーマン級
・不動産は中国経済の大動脈
・「チャイナショック」が世界経済を左右する

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