【恒大集団問題とスタグフレーション懸念】
みなさんこんにちは、猫組長です。
一雨毎にようやく秋らしい天気となってきました。岸田総理大臣が10月14日に衆議院を解散、19日公示、31日投開票の日程で行う方針を表明しました。これでいよいよ選挙モードに突入です。これでここ数日、膠着間のある東京市場も14日以降は方向感が出そうです。現在の株式市場を取り巻く環境は決して好ましいとは言えません。今日は市場のリスク要因について中沢隆太氏に解説してもらいました。
第六回、七回の配信では
【恒大集団問題とスタグフレーション懸念】
①恒大集団問題のアップデート
②スタグフレーション懸念
をお伝えしていきたいと思います。
①恒大集団問題のアップデート
先週の配信以後、恒大集団問題に関して市場を揺るがすような大きなニュースはありませんでした。先週の香港ハンセン指数は24000ポイントから25000ポイントまで反発上昇するなど、時間の経過とともに、一旦市場は少し安堵感に包まれております。
↓先週5日間(10月6日〜10月12日)の香港ハンセン指数
引用:SBI証券
しかし、現在のところ恒大問題は何一つ解決しておりません。
恒大集団発の問題の影響は、これから本格的に到来してくるものと考えられ、引き続き最新の注意が必要です。今後、起こりうる潜在的リスクや見通し等を考察していきたいと思います。
◆恒大集団によるドル建て債券の利払い
まずは、今週の注目ポイントの一つであった、11日が期日のドル建て社債2本について、支払いが為されていないと報道されました。これまでもドル建て債務に関しては、利払いが行われておらず、デフォルトは既定路線であるため、相場への影響は軽微でしょう。
今回に限らず、これからも社債の期日は続々と到来するため、このようなニュースは継続的に誌面に登場していくものと考えられます。
今後の焦点は、恒大集団がいつ、どのようにギブアップするのかです。 時間の問題ではありますが、今後の動向には引き続き注意が必要です。
以下、①恒大集団による連鎖倒産リスクと簿外債務問題
②スタグフレーション懸念
について考察しております。ご登録の上お読みいただければ幸いです。
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- ◆連鎖倒産リスク
- ◆簿外債務による見えざるリスク
- ②スタグフレーションに警戒を
- ◆要因はエネルギー価格の急上昇
- ◆強まるインフレ懸念
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