解説|小型原子炉が拓く次世代エネルギー革命
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こんにちは、NEKO ADVISORIES 岩倉です。毎週金曜日のNEKO TIMESは話題のニュースを取り上げ、経済・ビジネスのトレンドについて解説します。
テクノロジー業界が猛烈な勢いで進化を続ける中、半導体産業とAI市場の急成長が世界中の注目を集めています。つい先日、米半導体大手エヌビディアの株価が約4カ月ぶりに最高値を更新し、17日には一時4%高の140ドル89セントまで上昇しました。これは、AI半導体の需要拡大が一過性のブームではなく、持続的な成長トレンドであることを市場が再評価した証といえるでしょう。
しかし、この目覚ましい発展の裏側で、静かに、しかし確実に進行している危機があります。それは、爆発的に増加する電力需要です。半導体製造やAI処理に必要な膨大な電力は、既存のインフラストラクチャーに大きな負荷をかけています。
この危機に対応するため、テクノロジーの巨人たちが次々と大胆な手を打ち始めました。先週、業界に衝撃が走ります。グーグルは2030年までに小型モジュール原子炉(SMR)を稼働させ、2035年までに500メガワット規模の電力供給を目指すと宣言。アマゾンも複数の州で最大1,260メガワット規模のSMRプロジェクトを推進すると発表しました。さらにマイクロソフトは、従来型の原子力発電所の再稼働に20年間の長期契約を結んでいます。
この未曾有の電力需要に対し、新たな革命が静かに進行しており、小型原子力発電技術がその主役になろうとしています。本日のニュースレターでは、この静かなる革命の全貌に迫ります。SMRとは何か、なぜ今注目されているのか、そしてこの技術がもたらす投資機会とは。エネルギー産業の未来を左右する可能性を秘めた小型原子力発電の理解を深めましょう。
<本日のトピック>
・小型原子力発電:革新的エネルギーソリューション
・ SMR技術の現状:実用化への道のりと課題
・SMR開発の注目プレイヤー
※ZOOMミーティング日程変更のお知らせ
毎月末日曜日のZOOMミーティングは、通常なら27日となりますが、今月は衆院選投開票日に当たりますので、20日(日曜日)に開催することとなりました。ZOOMリンクにつきましては、別途お知らせメールで送らせて頂きます。
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- 小型原子力発電:革新的エネルギーソリューション
- SMR技術の現状:実用化への道のりと課題
- SMR開発の注目プレイヤー
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