景気後退と雇用|ミドルをクビにする3つの理由【毎週金曜日配信:世界経済とビジネスがわかる】

GAFAはもう終わりなのでしょうか?大手テクノロジー企業が相次いで大規模なリストラを発表しています。景気後退の前触れなのでしょうか。なぜリストラは起き、いつまで続くのでしょうか。一方で日本の雇用は守られるのでしょうか。
NEKO TIMES 2022.11.18
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こんにちは、NEKO ADVISORIES 岩倉です。今週私が気になったニュースは国内スタートアップの資金調達についてです。スキマ時間バイトのマッチングサービスを展開するタイミーがみずほ銀行や、三菱UFJ銀行、りそな銀行など8つの金融機関から借り入れたことを発表しました。金利1%未満・無担保・無保証の融資であり、かつ、183億円という規模はスタートアップが金融機関から融資を受ける額としては異例です。

一方で、新規上場予定のメディアプラットフォームのnoteは想定時価総額44億円で東証グロース市場への上場承認を得ました。直近5月の資金調達時の評価額が約338億円でしたので、いわゆるダウンラウンドという形です。先日上場承認を得た英語学習支援サービスのプログリットも想定時価総額28億円と小規模です。世界的にもIPO時の時価総額の"小粒化"傾向が見られるようです。(日経

さて、このような資金調達環境の変化(悪化)は、景気後退へと向かう経済の動きとも連動しています。先週も触れましたが、引き続き多くの企業でリストラを発表しています。AmazonのCEOアンディ・ジャシー氏は「2023年もリストラは続く」とコメントしています。その他、米国をはじめテクノロジー企業のオペレーションを支える拠点になっているアイルランド・ダブリンでも文字通り「冬」が到来しています。(日経

毎週金曜日の猫組長TIMESでは話題のニュースを取り上げながら経済・ビジネスのトレンドを解説しています。今週は相次ぐ「リストラ」報道に注目して、なぜいまなのか、誰が影響を受けているのかについて見ていきたいと思います。

<本日のトピック>

・悪化するホワイトカラーの雇用環境

・ミドルが狙われるリストラ

・人材市場で生き残るには

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  • 悪化するホワイトカラーの雇用環境
  • ミドルが狙われるリストラ
  • 人材市場で生き残るには

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