解説|米地銀の破綻と救済、金利舵取りにパウエル苦悩かー波乱の1週間を振り返る
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こんにちは、NEKO ADVISORIES 岩倉です。毎週金曜日の猫組長TIMESは話題のニュースを取り上げ、経済・ビジネスのトレンドを解説します。
先週は米国トップ20の規模を有するシリコンバレー銀行(SVB)の取り付け騒ぎと雇用統計を取り上げました。週末にはSVBの経営破綻が決まり、米国は揺れに揺れました。(参考:米シリコンバレー銀行の破綻について知っておくべきこと/ Forbes)
12日には米国トップ30の規模を有するシグネチャーバンクは事業停止となり(ブルームバーグ)、格付け会社ムーディーズは同行を含む6行の格下げの検討に入りました。(ロイター)16日には米ファースト・リパブリック・バンクの株価が急落。大手銀行11行がによる300億ドル規模の預金による救済という一幕もありました。(ロイター)
そして、金融機関の信用不安は米国にとどまることなく、国を超えて広がります。スイス金融大手のクレディ・スイスの経営難と株価の急落の報道もありました。
まだまだ余談を許さない金融業界の動きから目が離せません。世界経済がどのように展開していくのか、鍵を握る金利はどのように動くのか、キーマンはどのように考えているのか。今週のニュースレターでは世界の動きを再確認することを主題にします。
<本日のトピック>
・米国銀行の破綻と経済の力強さ
・インフレ抑制優先、欧州は大幅利上げへ
・軟調な中国経済、回復はまだか