解説|東アジアの火薬庫、中国が覇権をねらう

中国が「台湾独立派」と敵視する頼清徳新総統が誕生しました。総統就任後、中国の人民解放軍は台湾を包囲する演習を連日行い、緊張感が高まっています。アジアにおける中台関係の緊張は、世界中の関心を集めています。
NEKO TIMES 2024.05.24
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中国人民解放軍は台湾周辺で大規模軍事演習を開始しました。2022年に台湾に対する圧力の一環として大規模軍事演習を開始し、防空識別圏への侵入は今では常態化しています。23日にはおよそ50の軍用機が台湾側の空域に迫りました。また台湾海峡付近ではおよそ20隻の軍艦が確認されました。

ウクライナ・ロシアの戦争、イスラエルとハマスの戦争、さらにはイランのライシ大統領の急死も加わり地政学的なリスクが高まっています。そしてアジアにおいては中国の動向に関心が集まります。同国は国防予算の拡大を続けており、日本円で34.8兆円にのぼります。習近平国家主席は解放軍を2027年までに世界一流の軍隊にすることを目標にしています。

中国と台湾の衝突があれば世界経済に影響を与えることは必至です。そして日本にとっても"対岸の火事"と言えない状況になります。台湾は世界最大の半導体メーカー台湾積体電路製造(TSMC)などを擁し、ビジネス・テクノロジーシーンを牽引しています。好調を続けるエヌビディアの成長にも影を落としかねません。

本日は中国・東アジアに焦点をあてて地政学リスクについて考えていきましょう。

<本日のトピック>
・軍事拡大を続ける中国のねらい
・中国の悲願、台湾の統一
・フィリピン近海の緊張感高まる

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  • 軍事拡大を続ける中国のねらい
  • 中国の悲願、台湾の統一
  • フィリピン近海の緊張感高まる

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