テクニカル分析と酒田五法の使い方②
しかし、だからと言って全て他人任せにすべきではない。
正しい情報を日々取り込む努力を積み重ね、
着実に利益を生み出せる能力を身につけることが一番の成功への近道。
その後押しになる情報を初心者にも分かりやすくお伝えしていきます。
みなさんこんにちは、猫組長です。
日中はまだ少し暑いですが、朝晩は秋らしくなってきましたね。新型コロナで騒いでいるうちに今年も残すところ3ヶ月半です。さて今回は、中沢隆太氏によるテクニカル分析の続編です。
第三回の配信では
①初心者向けテクニカル分析の使い方
②私の基礎である酒田五法によるテクニカル分析
以上2点をお伝えしていきたいと思います。
◆第二回初心者向けテクニカル分析の使い方
〜MACD編〜
MACDはテクニカル指標の中でも1.2を争う人気な分析方法の一つです。普段のお取引から使用されている方も多いかと思いますが、初心者にもわかりやすく、そして応用的な使い方までお伝えしていきたいと思います。
●MACDとは
MACDとは「Moving Average Convergence Divergence」の略で、「MACD」と「シグナル」という2つの線から売買タイミングを測ります。「移動平均線の進化版」であり、相場の勢いを確認や大きなトレンドを早期に見極めたいときに用いられるテクニカル指標です。移動平均線は「SMA(単純移動平均線)」を使用するのに対し、MACDではより直近の価格に比重をおいた「EMA(指数平滑移動平均線)」を使用することで、株価の値動きよりも一歩早く取引シグナルを導き出したり、トレンドの転換点を予測することができます。
(※初心者の方は、ひとまずMACDは直近の価格に比重をおいた線を使用することで、トレンドを早めに察知することができると認識してもらえればと思います。)
●なぜSMAではなくEMAを使用するのか
・SMAのシグナルの出が遅いという欠点を改良
→今後の株価を推測する上で、何週間も前の価格よりも昨日や一昨日の値動きが重要な判断材料であることは皆さんもご理解いただけるかと思います。
SMAは指定した期間(25日であれば25日平均線)の平均値ですが、より直近の数値に重きをおいた「EMA(指数平滑移動平均線)」を使用することで、現在市場に残っているもの(未決済注文)の平均価格へ近づける事ができ、SMAよりも先にゴールデンクロスやデッドクロスを見極める事ができるのです。
※(分かりやすくすると)25日移動平均線であれば、25日間の終値で平均を取っておりますが、25日前に買った人は既に売却等の決済をしているかもしれませんし、昨日買った人に比べ、将来的な株価に与える影響が少ないです。
であれば25日前に買った人と昨日買った人を同じ比率で見るのではなく、直近に買った人の数値によりスポットライトを当てよう。そうすれば将来の値動きが予測しやすくなるだろうというイメージです。
●MACDの計算式
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MACD線 =短期EMA(12日移動指数平滑移動平均線)-長期EMA(26日移動指数平滑移動平均線)
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シグナル線 =短期SMA(9日単純移動平均線)
要するに、「短期EMA」と「長期EMA」の差が「MACD」であり、「MACD」自体の移動平均線が「MACDシグナル」ということです。
※初心者の方は計算式を飛ばしてまずは活用方法をご確認頂ければと思います。
この記事は無料で続きを読めます
- ☆主な活用方法①
- ・主な活用方法②
- ・主な活用方法③
- ・パラメーターの設定について
- ◆私の基礎である酒田五法によるテクニカル分析②
- ・寄り切り線
- ・カブセ線
- ・寄せ線
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