解説|中国経済の減速-"独裁者"の憂い
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こんにちは、NEKO ADVISORIES 岩倉です。毎週金曜日のNEKO TIMESは話題のニュースを取り上げ、経済・ビジネスのトレンドについて解説します。
中国・習近平国家主席と米国・バイデン大統領は15日にカリフォルニア州で米中首脳会談を行いました。緊張状態が続いている両国の関係をより安定なものにするという狙いがあったとされ、軍事や米国における薬物危機に関連した合意はみられましたが、慣例の共同声明の発表はありませんでした。
また、岸田首相は翌16日にサンフランシスコで習近平氏とおよそ1年ぶりに会談しました。福島第一原発の処理水海洋放出問題に関連して、日本産水産物の輸入規制即時撤廃を求めたと言います。日本人拘束問題・尖閣諸島問題など日中関係は冷え込んでいますが、両氏は「対話」を続けることで合意しました。
米国に次いで、世界第2位の経済規模を持つ中国の動向は世界経済の見通しを語る上で欠かすことはできません。コロナ禍、ゼロコロナ政策かららの経済の復活を目指しているものの、中国経済は不動産をはじめ状況は芳しくありません。
本日のニュースレターでは、中国に焦点をあてて同国国内経済、中国を取り巻く世界経済に目を向けていきましょう。また、中国リスクが顕在化した企業についても取り上げます。
<本日のトピック>
・中国経済は減速の一途
・あらたな貿易摩擦
・中国リスクが変える経済の流れ・苦しむ企業