解説|生成AIでまだまだ伸びる半導体市場ーインテル・東京エレクトロンなどは株価下落
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ChatGPTの出現は「生成AI」に私たちが興味を持つきっかけになりました。どのようにビジネスに活用できるのかという期待とともに熱狂の渦中にいるといえましょう。そして、大量データを高速に処理をしていく必要のある人工知能には「半導体」が欠かせない存在になります。
さて、生成AIに欠かせない高性能な半導体においてはエヌビディアがリーディングカンパニーとして成長を続けており、今月上旬には過去最高株価をつけました。バークレイのアナリストなどはAMDなどの他の半導体関連企業とともに同社の目標株価を大きく引き上げています。
一方で、インテルはパソコンなどに搭載するCPUの製造に強く、2023年の半導体売り上げはトップです。しかしながら、直近の四半期決算発表では売り上げの見通しが市場予想を下回ってしまいました。結果、株価は先物で下落しています。さらに、同日、フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)も下落しています。
このような動きを受けて、本日1月26日の東京株式市場では主力となる半導体を中心にハイテク株が下落しました。日経平均は節目となる36,000円を割り込み、35,751円で取引を終えました。節目を超えてからは上値が重たい状況が続いています。
個別銘柄を見ると東京エレクトロン(8035)が一時2.9%安、SCREENホールディングス(7735)が一時4.8%安、アドバンテスト(6857)が一時5.8%安、ディスコ(6146)が一時4.8%安、イビデン(4062)が一時5.4%安、SUMCO(3436)も一時6.6%安となりました。
半導体市場にも好景気と不況の波(シリコンサイクル)があり3-4年と言われています。昨年から回復傾向にあり、本格回復は2024年だとも言われていました。本日のNEKO TIMESでは盛り上がりを見せる半導体市場を扱い、特にCPUやGPUなどのデータ処理に関する半導体の動きにフォーカスします。
<本日のトピック>
・生成AIの商用利用進む
・半導体ニーズはまだまだ高まる
・半導体市場、変革の兆し
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