解説|紅海での相次ぐ船舶攻撃・インフレリスクあるか?
NEKO TIMESは、短期目線に振り回される投資家を救済することを目的に、マクロかつ中長期の視点からビジネス・経済や為替・株式市場の話題を取り上げます。投資家に限らずビジネスパーソンの方も数多くご登録いただき、およそ20,000人の読者が購読するニュースレターメディアとして、成長を続けています。
サポートメンバー(有料会員)向けでは、個別銘柄の値動きの解説も行い「売買の意思決定に直接関わる情報」を読者限定で配信しています。日曜日に配信する【猫組長|今週の相場見通し】では為替動向にも触れます。水曜日に配信する中沢氏が分析する日米株式情報も見逃せません。一部配信を有料読者に限定し、個別銘柄を解説しています。そして、有料版読者の皆様には特典として猫組長と直接交流できるオンラインライブイベントへご招待しています。
こんにちは、NEKO ADVISORIES 岩倉です。毎週金曜日のNEKO TIMESは話題のニュースを取り上げ、経済・ビジネスのトレンドについて解説します。
およそ1ヶ月前、日本郵船の運搬船が航海南部・イエメン沖で拿捕されました。(時事)イスラエル首相によると親イランのイエメン武装組織フーシ派が「イランの指導を受けて(船を)乗っ取った」といいます。来日中のイラン高官は船の引き渡しや船員の解放に向け反政府勢力に対し働きかけていることをNHKのインタビューで発表しています。
紅海における商船攻撃のリスクが高まる中、海運業界では海上輸送ルートから紅海をはずし、アフリカ周回航路を選択し始めています。1回の航路に100万ドル(約1億4400億円)のコストと10日程度の日数が余分にかかるといいます。
パンデミックやウクライナ戦争によるサプライチェーンの混乱は世界にインフレをもたらしました。紅海航路からアフリカ周回航路への切り替えがすすむ中で、供給の遅れや不足を招くならば、各国中央銀行が奔走するインフレ対策にも影響を与えることになります。
本日のニュースレターでは海運業界における重要航路のひとつ「紅海」をとりあげます。あわせてアラブ・中東地域と関係深い「石油」についても考えていきます。
<本日のトピック>
・世界の重要航路、紅海ルート
・インフレを心配するべきか
・中東に依存する日本のエネルギー事情
【お知らせ】
1. 12月29日(金)サポート(有料)会員向け特典オンラインイベント
猫組長・中沢氏によるオンラインイベントを開催いたします。サポート会員の皆様に参加URLを送ります。
2. NEKO ADVISORIESは新規会員の受付再開
募集再開から2週間で200名以上の方にご入会頂きました。会員が一定数を超えますと再び新規入会を制限いたします。ご興味のある方はぜひこの機会にご入会ください。