金融政策正常化の加速で市場のバリュエーションも適正化させるか?

FRB(米連邦準備制度理事会)ECB(欧州中央銀行)BOE(英国中央銀行)が揃って金融正常化へ政策転換しました。クリスマス休暇を前にボラティリティの高い神経質な相場展開が予想されます。
猫組長 2021.12.19
読者限定

みなさんこんばんは、猫組長です。

早いもので今年も残り2週間ほどとなりました。欧米を中心に世界では新型コロナウイルスの感染が再拡大しています。これまで主流だったデルタ型に加え、オミクロン型による感染者が急増し警戒感が高まっています。オミクロン型については、感染力が高いものの軽症若しくは中程度の症状という報告が見受けられますが、感染者の母数が増えれば重症者数も一定数は増えます。詳細な検証結果を得るにはまだデータと時間が必要だと思います。

インペリアルカレッジ・ロンドンのCOVID-19研究チームは、オミクロン型による重症化リスクがデルタ型より低いという兆候は現時点で無いと発表しました。いずれにしても、オミクロン型の医学的評価にはまだ時間がかかります。それでは、先週のマーケットを振り返りつつ今週の相場を考えてみましょう。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、3010文字あります。

すでに登録された方はこちら

読者限定
巨大ハイテク株が下落する中、逆行高するグーグル|上昇の背景とは
サポートメンバー限定
相場見通し|エヌビディアの下落が調整を生み出す
サポートメンバー限定
解説|秩序ある決別か―高市政権が描く新たな対外関係
サポートメンバー限定
NVIDIA決算、市場予想は56%増収|AI相場の大きな分岐点
サポートメンバー限定
相場見通し|エヌビディア決算で占うAI相場
読者限定
解説|世紀の大誤算?楽観的な投資家たち
サポートメンバー限定
ソフトバンクGが9000億円で「エヌビディア全株売却」エヌビディア神話...
サポートメンバー限定
今週の相場見通し|主要企業の決算は非常に好調も売られる株式