今週の相場見通し10月4~8日-中国の複合的リスクで29,000円割れの日経平均は?

恒大集団のデフォルト問題で警戒感の高まる中国では、電力不足という新たなリスクが顕在化しました。経済指標からも中国経済に赤信号が灯っているのは間違いない。
NEKO TIMES 2021.10.03
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みなさんこんにちは、猫組長です。

日本では岸田文雄氏が自民党新総裁に決まり、明日の臨時国会で第100代総理大臣に任命される見通しです。菅首相の辞任発表から、新政権への期待で上昇していた日経平均株価でしたが、新総裁が決まってその上げが帳消しになった形です。

岸田新総裁に決まってから1週間で日経平均株価は1500円近く下落しました。下げ幅としてはおよそ1年半ぶりの大きさです。金融所得課税見直しなど株式市場にとってネガティブな公約が原因という声もあります。しかし、金融所得課税の見直しについては総裁選前から公約として掲げており、後付けの理由にしかなりません。

日経平均の下落は新総裁への過度な期待で急上昇したことの調整と、中国市場への警戒感、米国債務上限問題、長期金利の上昇が原因と分析するのが妥当です。

それではニューヨーク市場と東京市場について振り返ってみましょう。

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