解説|日経平均株価37,000円!円安の追い風と日銀の"緩和的な金融環境"

日経平均は一時バブル高値の節目となる37,000円を超えました。半導体関連企業を含む米国市場の最高値や円安による輸出企業の好決算が後押ししています。また、日銀総裁らのマイナス金利解除とそれ以降の金融政策を市場は意識します。
NEKO TIMES 2024.02.09
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本日2月9日、東京株式市場は終値で3万6897円となりましたが、前日に引き続き取引中に節目となる37,000円を超える時間帯がありました。日経平均はバブル以来34年ぶりの水準に達しています。前日のニューヨーク市場は2日連続でダウで史上最高値を更新していることも好材料になったと言えましょう。

直近では「あおぞら銀行」の株価が大幅下落というニュースもありました。新NISA制度が開始し株式市場への関心が高まる中、高値を更新し続けていることに個人投資家のみなさんでも警戒感を持っている方も多いでしょう。

本日は日銀総裁の発言や個別銘柄の動きを捉えながら、日本経済や日本株の現在地を確認していきましょう。

<本日のトピック>

  • 日本株も半導体関連が牽引

  • 海外勢思惑と「緩和的な金融環境」

  • 円安という追い風

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  • 日本株も半導体関連が牽引
  • 「緩和的な金融環境」と海外勢の思惑
  • 円安という追い風

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